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発表テーマ   進路指導とPTA 

 *【 】は右下に表示されるスライド番号です。音声はありませんのでスライドの説明はスライド番号で確認ください。

【1】皆さん、おはようございます。鳥取県立倉吉東高等学校の育友会の会長を務めております寺坂でございます。よろしくお願いいたします。本日、このような場で発表の機会を与えていただきました関係者の皆様に心から感謝を申し上げます。さて、私の発表のテーマは、「生徒の主体的な学習を支援するために果たすべきPTAの役割」であります。

【2】〜【5】

<1 我が校の概要>

 まず、我が校の概要ですが、私どもの倉吉東高校は、鳥取県中部の倉吉市にあります。県中部からほとんどの生徒が大学進学を目的に集まってきています。 (⇒【6】まで自動)

【6】

本校は、明治42年4月に旧制倉吉中学として創立され、来年平成20年に創立100周年を迎えます。各学年が6クラス、240人で、定時制も加えると全校790人の規模です。

 創立以来、「文武両道」を教育目標に掲げ教育活動を推進して参りました。

【7】

 本校は、長期ビジョン「倉吉東高のかたち」に沿って、文武両道の精神、規律ある生活、授業の質を向上、特色ある教育活動の推進を柱にして、 主体的な学習者の育成、21世紀の日本を支え、世界をリードする高い志を持った人材の育成を目指しています。 教職員、育友会、同窓会が一体となって、 様々な取り組みを行っています。  

【8】〜【10】

 文武両道では、日々の授業を通し、知を養い、部活動を奨励し、健全な心と体を鍛えていきます。また、規律ある生活を通じて、自主的に行動でき、自ら律することができる生徒を育てることとしております。生活指導部を廃止し、基本的な生活習慣は家庭の責任としています。

 進路指導面においても、進学に向けた3年間のストーリー作りを通じて、目標を見据えた指導を行っています。 国公立大学の現役合格者150人以上、難関大学合格者は20人以上を目標に掲げています。 

さらに、特色ある教育活動として、高校生が独自の発想で現代社会の重要課題の解決策をプレゼンテーションする「国際高校生フォーラム」の開催、上級生が新入生を学習面、生活面でサポートする「チューター制度」などを行っています。

11】   

  部活動では、自転車競技個人の部で全国一となるとともに、ラグビー部が3年連続花園出場を果たしました。また、オーケストラ部、囲碁部が全国大会で活躍しています。過去3年間、毎年50人以上が全国大会に出場しています。

12】〜【18】 (15秒)

学園祭は7月に4日間開催するなど生徒会の最大行事です。合唱、プレゼンテーションコンテスト、演劇、コンサートなど文化度の高い内容を生徒が主体的に運営しています。

19】

「倉吉東高のかたち」は、平成6年から取り組まれた学校改革の集大成ですが、その経緯を育友会の取り組みも交えお話します。平成6年以前の倉吉東高は、国公立現役合格者が60人程度、難関大の合格者も一桁という状態でした。昭和50年代には毎年2人から4人いた東大の合格者数が平成に入って6年間でわずか2人という状況となりました。必ずしも東大合格者の数だけが評価のすべてではありませんが、進学体制、授業のレベルなどを象徴的に語る意味で、「倉吉東高からは東大合格は無理なのか」といった声が聞かれることもありました。

20】

結果的にみれば、進学体制の弱体化と生徒一人一人の能力を伸ばすような目標に応じたきめ細かい指導に欠けていたということでした。進学実績の低迷した状態に県議会からも「伝統校であっても、高校再編の中で存続は必ずしも保証できない。」といった厳しい指摘もありました。学校全体が危機意識を持ちました。そして、さまざま教育活動の見直しが始まりました。 

21】〜【22】 (【19】は12秒)

こうした動きに育友会も立ち上がりました。広報誌「倉東だより」で「東高の学力問題は、今」といった3回の特集を組み、課題を保護者で共通認識するとともに、アンケート調査、パネルディスカッションを行い、熱心に議論しました。

23】

その後、学校では、平成8年に、将来構想委員会を設置し、検討を開始しました。 

1.21世紀はどのような時代か?
2.どのような人材が求められるか?
3.教育の方向性は何か?
4.公立進学校として目指すものは何か? といった観点から議論されました。

平成13年に「倉吉東高のかたち」の原案が策定され、職員会議に提案されました。しかし、多くの教員に戸惑いが見られ、一度では承認されず、3回でようやく承認されました。

 育友会では、その年の12月に、スタートした長期ビジョン「倉吉東高のかたち」について理解を深めるため、学校と共催で「東高の先生と語る会」を開催しました。

24】〜【32】 (16秒)

160名の保護者と全教員が向き合いました。賛成、反対と様々な意見が出されましたが、高い教育の理想を掲げ、改革へ取り組む学校の姿に対して、強い支持が寄せられました。

33】

 そして、「倉吉東高のかたち」が実践されてから5年、平成18年の春、一つの金字塔が打ち立てられました。 6月4日号の『サンデー毎日』に、「国公立大に強いベスト150校」という記事が載りました。平成18年3月の現役、浪人を併せた国公立大学合格者数をその年の卒業数で割った数値が高い順に150校が掲載されたものです。本校は97.8%で国内の高校のトップにランクされました。

 

 この記事に対する反響は様々でした。中には、倉吉東高の教育は国公立大学の合格者数を増やすことを目的としているのか、とか、合格者は質的にはどうなのかといった意見でありました。しかし、国公立大学を基本的に目指すことで、社会人になっても必要とされる5教科の基礎的な学力を偏ることなく生徒達が習得してくれることを保護者としても期待しているのです。国公立大学合格者率ナンバーワンという事実は、主体的な学習者の育成を目指すという「倉吉東高のかたち」に基づき、様々な教育活動を推進してきた確かな成果であるといえます。また、これまで「倉吉東高のかたち」に沿った学校の教育活動を理解し、サポートしてきたことに間違いはなかったと、保護者としても、大きな誇りとなりました。

34】 〜 【35】 (3秒)

 近年の大学合格者数はごらんのとおりとなっています。平成19年は、国公立大学の合格者数は昨年より減少しましたが、難関大学の合格者は8年ぶりに20人を超えました。

<2 本校の育友会(PTA)活動> 

<(1)組織の状況>

36】〜 【38】

育友会の組織の状況ですが、ごらんの4つの専門委員会と運営委員会が中心となって活動しています。

 育友会は、長期ビジョン「倉吉東高のかたち」を踏まえ、保護者と教職員が一体となって、生徒を学習面、生活面から支援しています。また、保護者一人一人が学び、参加・交流できるよう活動を展開しています。「受験は、チームワークだ」とよくいわれます。保護者は、学校の取り組みに十分関心をもつ必要があります。 

39】         

<(2)会員の意識の反映状況>   

そのために、総会のあり方を見直しました。平成16年度の40名程度だった総会への参加者は翌年度500名を超え、保護者の約7割が参加しました。 校長から学校の経営方針を語っていただくとともに、学年保護者会で進路指導の方針を聞く時間を設けたり、学級ごとの懇談会、先生との懇親会を設けた結果です。 

40】

平成18年度から、保護者が生徒にメッセージを伝え、その生き方、考え方を学ぶ「大人(おせ)の一言」という時間を設けました。これは、生徒の進路選択に大いに参考になっています。

41】

学校と家庭が一体となって生徒を支援していくには、情報の共有が不可欠です。そのために育友会のブログを、昨年2月構築しました。学校から配布される案内や資料が生徒から保護者に渡っていなかったり、あるいは時間がかかったりしていました。

ブログに学校から保護者へのお知らせ、進路指導の資料、育友会活動の報告などを掲載することで、学校の取り組み、考え方がよく伝わり、「倉吉東高のかたち」を一層サポートできることとなりました。 また、開かれた学校づくりという観点から地域や全国に向けた情報発信ができました。 

42】〜【43】

 今年の5月のある日、文部科学省の担当の方から直接学校に電話がありました。その内容は、「携帯電話でのフィルタリング、いわいる有害サイトのアクセス制御サービスについての取り組みをブログで観た。全国に紹介したい。」というものでした。5月21日付の文部科学省の通知文書で取り組み事例の5つのうちの一つとして紹介されました。 (自動で【44】へ)

44】

ブログへのアクセスは、先月は1日あたり約600件あり、開設以来、20万件を超えました。学校の理解を得て、このブログは、県内でも唯一PTAが自主運営しています。

45】

<(4)学校の教育活動への支援>

<@人権教育の推進>

さて、学校の教育活動への育友会の支援ですが、お手元の資料にありますので、ごく簡単にご紹介します。

一つ目は、人権教育の推進です。

育友会では、学校の人権教育部、生徒会の「解放研」と連携し、生徒との昼食会、人権教育講演会、公開同和教育ロングホームルームを実施しました。 委員会だよりを配布したり、ブログに掲載したりして、保護者の情報共有・参加への働きかけを行いました。 

46】

A強歩大会での支援> 

二つ目は、学園祭とともに本校の伝統行事となっている強歩大会への支援です。生徒が総距離35kmを歩き、体力・精神力を養うもので、育友会では、生徒を励ますために、チェックポイントで、果物や豚汁を提供しています。 

47

<B大学見学会の開催> 

このほか、育友会では中国地区の大学を中心に大学見学会を実施しています。

48】 

<謝辞>

最後になりますが、本校の長期ビジョン「倉吉東高のかたち」は保護者の諸先輩方の深い理解のもとスタートし、着実に成果をあげてきました。そして、まだまだ進化を続けていくことでしょう。 今後もブログ等を通じて、本校並びに育友会の取り組みを地域に全国に発信したいと思います。

49】〜【50】

本日、このような場におきまして、発表の機会を与えていただきました鳥取県高等学校PTA連合会、本校の育友会、その諸先輩方、名越校長先生、牧教頭先生をはじめ教職員の皆様、そして、本大会の実行委員会並びに関係者の皆様に厚く感謝を申し上げます。ご清聴ありがとうございました。

                                     (11分55秒) 


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